パニック障害と生きる|私が乗り越えた方法|不安が強く生活が苦しい方へ




こんにちは、一湖です。

 

この内容は音声でも聞くことができます。

 

 

7月に入り今年もあと半分となりました。

あっという間ですね。

そしてこの番組ももうすぐ一周年を迎えます。

と言ってもあと1ヶ月以上あるんんですけどね。

 

そんなこともあって8月から、新しい挑戦をしていこうと思っています。

そのお知らせはまた別にしますが、配信内容が大幅に変わるとかそう言ったことはありません。

始めた時に、このステップをすでに考えていていたので向かう先は変わりません。

心穏やかで心地よく過ごすことは変わりません。

 

 

そんなこんなで、今日は私のパニック障害について話そうと思いました。

 

今回長くなりそうです。

内容は、私がパニック障害の発作が初めて出てから今までをざっくりと話す内容です。

深くは掘り下げた内容ではありませんが、不安な気持ちが強い方には参考になるかもしれませんので聞いてみてください。

 

 

パニック障害

パニック障害はご存知の方も多いのではないでしょうか。

まさに今これを聞いているあなたがパニック障害だったりするかもしれません。

 

今まで苦労話的なことを発信することに抵抗がありましたが、苦労話ではなく体験談であり経験してきたことを共有する、そして誰かの参考になる日が来るかもしれないと思い最近は話すことが増えました。

 

とういうのも新しいことを始めるにあたり、どんなふうにしてそこに至ったのかを知ってもらった方が、人間味が湧くというかどんな人なのかわかりやすいですし信頼してもらえるかもしれないと思いました。

 

ここからは私の話になります。

私がパニック障害と診断を始めて受けたのは20歳頃です。

今30代後半ですから、それからもうすぐ20年になります。

 

ですが、症状が現れていたのはずっと前でした。

始めてパニック発作が起こったのは多分小学4年か5年生ごろだと思います。

後から聞きましたが小学生くらいの年齢で発症するのは珍しいそうです。

珍しいというだけで、時々いるそうです。

 

ですがその時は病院に行くことなく過ごすことになるのですが、これが良くなかったんですね。

 

パニック発作が数回出てしまったらすぐに病院に行き、適切な治療を受けることで完治に近づけるそうです。

ちなみに一回だけのパニック発作ではパニック障害とは診断されません。

数回繰り返すことでパニック障害と診断されます。

 

と言っても、パニック障害なんて当時子供の私はよくわからないですし、病院に行くことなくその後20歳くらいまでの10年間が過ぎていったわけですから。

 

その間子供ながらに苦しみました。

家庭環境が少し複雑だったことも相まって、寂しく苦しい気持ちが大半をしめていました。

ですが学校は楽しかったです。

友達と会えるし楽しかったんです。

おばあちゃんや私の2人の従兄弟と過ごす時間もすごく楽しかった。

そのほかの時間は闇の中にいる気分で、いつ何が起こるかわからないという恐怖が常に頭のどこかにありながら、それなのに弱い人間だと悟られたくなく強がっていました。

 

本当にいつも恐怖が付き纏っていました。

またいつあの苦しいのが来るのかな

今度こそ泣き叫んで周りの人に変な子って思われたらどうしよう嫌だな

今度こそいかれ狂って喚き散らしてしまいそう

そんな風に日々怯えていました。

 

だからなのか、パニック発作にとどまらず全ての体調不良の時は人と一緒にいたくありません。

今でもそれは変わらないです。

人がいると大丈夫なふりをしてしまって余計にしんどくなってしまう。

 

そんな感じでいろんな気持ちが渦巻いていました。

その中でも調子がいい時と悪い時があって、全然何もなく過ごせる時と怖過ぎて人に会いたくないを繰り返す子供時代でした。

 

その後は割と発作の頻度も下がり、高校にいっていたときはかなり楽に過ごせました。

 

なぜかはわかりません。

 

ただ、生活環境が変わったことが大きい気がしています。

その時初めての寮生活をしていましたから、それが何かしらいい影響を与えてくれたのかもしれません。

それに寮生活は大変な面も多いですが、楽しいことも多く良い学びになりました。

もちろん学校も楽しく過ごしていました。

楽することを追い求めすぎてましたね。

今思えばですが、この時期もっと有意義な過ごし方があったんじゃないかと、過去を振り返った時に唯一感じるところです。

 

そしてその後一人暮らしを始めてしばらくしてから、ひどい偏頭痛を起こすことが度々あり実家に一度戻りました。

その後悪い方へ悪い方へと流れていきました。

 

何より心が不安定であり、恐怖感からいっさい逃れることができない状況となっていました。

 

それまでパニックの発作は年に数回だったのがどんどん増えていき、頭痛も頻繁に起こりさらには喉の違和感、ずっと続く微熱、強い倦怠感ととにかく体が不調になりあらゆる病院に行っては自律神経がどうのこうの、鬱気味ですね、疲れていますね、ストレスですね、敏感にあらゆることを感じているからとか、色々言われました。

 

きっとそうなんでしょう。

 

確かに間違ってはいないのですが、それは根本の部分じゃないと私は感じていました。

そしてついに始めて精神科や心療内科にいきました。

 

そしてそこでパニック障害と診断されました。

 

何軒か病院行きましたが、どの病院もなんとか療法がいいとかとにかく入院させようとしたがっているイメージでしたが、なんとなく嫌な気がしたし信じることができずにいて、一つ安心できる病院を見つけてしばらくはそこに通うことになりました。

診断されたのはこの病院ででした。

薬物療法と同時進行で、ジャーナリングをしたりもしましたね。

 

しばらく行っていたのですが、症状が辛く病院に行くことも難しくなってしばらくいかないことが増えていきました。

 

その後とても相性がいいというか、すごく行きやすい病院を見つけることもできました。

この病院は安心していけるし、むしろいきたいと思えるくらい行きやすい。

 

そんな感じで今があります。

かなり良くなっているし今の環境がとても楽です。

ストレスをかけない生活を実現することで発作の頻度が激減しています。

 

それでもあの恐怖感、いまだにぶり返すことがあります。

 

最初にも言いましたが、発症からどれだけ早くに治療を開始するかで先がかなり変わるそうです。

私の場合はかなりの時間がかかってしまい、恐怖とパニック発作という感覚がしっかり体と頭に染み付いてしまった感じなので、なかなか完治に至るには難しいかなとも思っていました。

 

自分がコントロールする

ですが私はそんな怯える日々に疲れるし嫌になる。

なんで行動に制限されたり何かに支配されているんだろうと思い始めました。

 

生活に支障が出まくるのでなんとかならないものかと20代前半は無駄に足掻いていました。

 

今はもうすぐ40歳を迎えますが、ある時から大きな恐怖感と苦しみからは解放されました。

 

パニック障害は気の持ちようとは言いません。

医師も性格とかそういった部分での問題ではないと言っていました。

 

パニック障害は不安障害の一つです。

パニック障害で悩まれている方苦しんでいる方のほとんどは広場恐怖症であり、悩ましいのはここです。

パニック障害と併発する人が多いそうです。

広場恐怖症とは、特定の場所で強い恐怖感や不安感を抱いてしまい生活に支障をきたします。

広場と言いますが、広い場所とは限りません。

多くは公共の場所です。

人により怖いと感じる場所は様々ですが、

乗り物、病院、美容室、映画館、何かの待合室など、過去にそこで発作が起こした場所に身を置くことでまた発作が起きるのではないかと、そういった不安がつきまとう症状です。

これは予期不安とも言います。

発作に関するあらゆることが怖いのです。

だからまだ起きていないけれど怖くて仕方ない、発作が起きそうだったり前に起きた時の状況を避ける、と言った具合です。

 

ちなみに家でも発作はおきます。

寝ている時に急に発作が起こったり、私はします。

 

パニック障害で何が辛いかって、この広場恐怖症と予期不安なのです。

 

私が思うに、発作の回数特に大きな発作の回数をかされるほど治るまでに時間がかかると感じます。

私は石ではないので私の感覚での話になりますが、体に染み付いている感覚がありました。

これを取り除かない限り、どこにいっても不安がつきまとうって来るのです。

 

少し長くなってきましたので、最近の話をします。

 

映画館へ行った

私はパニック障害とは長く付き合っていますからパターンや雰囲気は掴めているつもりです。

そしてある程度コントロールできるまでになっています。

時に調子の悪い時があり、なかなかうまくいかないこともありますがそれでもある程度大丈夫になっています。

 

それはなんでかというと、それが新たな挑戦というか新しいことにチャレンジする内容なのです。

 

私の不安を取り除くことができたのは、紛れもなくマインドフルネスです。

マインドフルネスはリラックスできて、慣れてくると感情をコントロールしやすくなります。

ですから不安な時、そうなりそうな時などに意識的に取り入れていく、そう言ったスキルです。

瞑想ももちろんですが、この場合はマインドフルネスがとても効果出来でした。

 

10年ほど前からマインドフルに暮らすよう意識して、ここ数年はそれもしっかりと自分のものとなり、パニック発作の恐怖感が本当に減りました。

正直ゼロではないし、避けたい場面も多々ありますし実際避けていることもあります。

ですがなんかと自分の心を保つことができるようになったことが本当に嬉しいし、精神が少し楽になりました。

 

そんな感じですから、色々挑戦してみようと思い生まれて初めての映画館に行きました。

しかも二日続けていきました。

結果は1日目は、一瞬「あれ?」と思ったものの大きく発作が出ることもなく無事に終わり、二日目に至っては全然何も感じませんでした。

もしかしたら今まで気づかなかっただけで映画館は大丈夫なタイプなのかな?とさえ思ったのですが調子が悪い日はやっぱりダメだったかもしれません。

ポップコーンと飲み物対してマインドフルししていました。

 

映画館に行く前から

『具合が悪くなったり嫌な気分になったら我慢せずに出てこよう』

そう最初から決めていきましたが、最後まで大丈夫でした。

うまく行ったことがすごく嬉しくなりさらに自信がつきました。

 

長くなってきました。今日はこの辺にしておきます。

エンディング

今日は私のパニック障害の話をしていきました。

 

興味のある方は少ないとは思います。

ですが同じく苦しい思いをしきた方や、今まさに恐怖の中にいる方に聞いてもらえていましたら本当に嬉しいです。

なかなか光が見えてきにくく苦しい症状ですが、自分がコントロールできるくらいになれると、かなり楽に生きられるようになります。

まずは病院に行くことが第一です。

そうしながら自分の生活にに新たなスキルを組み込むことで、パニック障害で悩むことが少なくなれるといいなと思っています。

パニック障害に限らずさまざまなことで苦しむことが少なくなると良いなと願っています。

 

来月からマインドフルネスや瞑想について詳しく配信していく予定ですので、そちらも気が向きましたら聞いてください。

 

最後まで聞いてくれてありがとうございました。