今日のテーマは、毎日の料理についてです。
私は料理があまり好きではありません。
これは昔からで、あまり楽しいな思ったことは正直ないですし、むしろ面倒でやりたくないと言う気持ちが強いです。
今までなんとか楽しくできるように、苦痛にならないように工夫したりしましたが、何も変わらずでいました。
それでもなんとか毎晩夜ご飯を作り続けていました。
そんな時、料理研究家の土井善晴よしはるさん著書
『一汁一菜でよいという提案』を読んで考え方が変わりました。
前置きが長くなってしまいましたが
今日はそんな料理嫌いな私の考え方が変わったお話をしてみたいなと思いました。
私と同じように料理で大変な思いをされている方がいましたら、ぜひ最後までお聞きください。
よろしければ最後までお付き合い下さい。
思い込み
先ほども言いましたが、料理がどうにもこうにも楽しくない。
どうしたら楽しくなれるのか、いつもそんなことを考えていました。
いつもとは違うものを作り食べる、そうすると楽しいと思えるはずだ。
主婦はしっかりと料理をし、ある程度豪華っぽくそして品数も多い方がいい。
とにかく毎日自炊をしなくてはいけない。
なんだか色々と考えてやってみても何も変わらない。
ちょっと楽しいような気にはなるけけれど、それも気のせいだった。
そんな風にして毎日献立を考えたり買い物へ行ったり、料理をしていました。
無理やり見栄えのいいものを毎日作らなくてはダメ人間だ
と言った状況でした。
はっきり言って、こんな考えをしながら調理したところで美味しい食事になるのかさえも怪しいですし、なぜか必死にそして何か変な思い込みをしていたようです。
家庭料理の原点に戻る
前から知っていたんです。
日本人は一汁一菜で十分と。
以前から知ってはいたけれど、それを実行することはなぜかしなかったんです。
なんとなく、先ほど言った変な思い込みのせいで、肝心な部分が抜け落ちてしまっていたようです。
食べるとはどういうことなのか、毎日の食事とは何なのか、そこが完全に抜けていました。
それに気づくきっかけ、考えを改めることができた本があります。
オープニングでも話しました
土井善晴さんの『一汁一菜でよいという提案』
これです。
これを読んで、日本人の本来の食事を含む『在り方』を知ることができたし、何より毎日すごいものを作らないといけないと言う謎の呪いから解放された気分です。
土井さんの提案である
ご飯と具だくさんの味噌汁に漬物でいいんだよ
について詳しく書かれています。
味噌汁のレシピではなく、食事の在り方やより暮らし方など、本来はシンプルで良いと言うことを教えてくれます。
私はこれに救われた一人で、たくさんの方が同じ気持ちになっているのではないかと想像できます。
私は文庫バージョンを持っていますが、きっとこれを何度も読み返すことでしょう。
食事のことはもちろん、暮らし方も含め自分の在り方がなど記されています。
私はこのような秩序を保っている生き方や暮らし方、そのような内容の本がとても好みです。
興味がありましたらぜひ手に取ってみて欲しいです。
具だくさん味噌汁が毎日の楽しみ
その後すぐに実践しました。
その日から、我が家の夜の献立は、ほぼ一汁一菜です。
内容はその日によりますが
最近は根菜類は必ず入れています。
芋類やレンコン、にんじん、大根。
葉物も入れたり、肉を入れたり。
そんなふうに毎日楽しんでやっています。
味噌は発酵調味料であり栄養価が高いので
毎日取り入れられることも嬉しいところ。
ちなみに昨日の具だくさんお味噌汁は
- さつまいも
- にんじん
- 椎茸
- 豚肉
- 白菜
- しょうが
こんな感じだったと思います。
なんかもう少し入っていたような気もしますが、こんなもんだったかな。
味噌は白味噌を使いました。
具材に合わせて味噌を変化させるのが好きです。
あとは炊き込みご飯にお漬物。
毎日の夜ご飯はこんな感じ。
漬物がサラダに変わったり、納豆になったり時にはおかずにしたりします。
その時によって、決めつけたりはせずに好きなようにやっています。
昨日のお味噌汁の写真を撮るつもりでしたが、すっかり忘れていましたので、
代わりに別の日のものを。
本当に具だくさんなので丼をお椀として使っています。
これがすごく美味しいし楽しい。
なぜそれを続けているかというと
美味しいことと作ることが楽しいに変わったからです。
「今日の味噌汁何にしようかな♪」
毎日そんなふうに考えるまでに、考え方が変化しました。
自分でもびっくりですが、料理をすることに関しての変なプレッシャーみたいなものがなくなり、憂鬱な気分はどこかへ行ってしまったようです。
本当に具だくさん味噌汁に、一汁一菜に救われました。
心地良くあるために
このスタイルがすっかり気に入り、ずっと続けて行きたなと思っていますし、日々様々な具材を試して行きたい気分です。
旬のもので季節の移ろいを感じたり、心や体に染み渡るようなとても素朴な味わいが心地良いです。
体が「美味しい」と言っている感覚になります。
私はいつも心地良いことにフォーカスし、ささやかではありますがブログや音声にて発信していましたが食事に関しては全然でした。
生きる基本である食事を無視をするには無理がありました。
今ここにきて、食事で感じる心地よさを知りました。
新しい生き方を見つけることができて、今後の暮らしがさらに豊かになる気がしています。
エンディング
今日は料理についてのお話でした。
いかがだったでしょうか。
普段の食事は一汁一菜で十分。
特別な日には、特別な何かを食べたらいい。
毎日豪華である必要がないということに、気づくことができてよかったです。
自分を見失いがちでシンプルな暮らしを取り戻したい。
そういつも思っている私にはとても素晴らしい考え方であり、在り方だなと感じています。
結局はシンプルに戻るのだなと実感しています。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
▽この内容はPodcastで聞くことができます。
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